皮膚科

皮膚科全般を診療しています。

皮膚の病気には、湿疹(しっしん)や蕁麻疹(じんましん)、ウイルス性のいぼ、ニキビなどがあります。そのほか水虫・やけど・薬疹なども診ています。ちょっとしたお肌のトラブルでも構いませんので、ご相談いただけると幸いです。

湿疹

湿疹とは皮膚の炎症であり、かゆみ・痛み・赤み・腫れ・熱感といった症状を呈します。接触皮膚炎やアトピー性皮膚炎などがその代表例です。

治療はかゆみ止めの内服やステロイド含有軟膏、保湿剤によるスキンケアが中心となります。
湿疹の部位や強さに応じて薬を判断し、症状の変化をみながら薬の強さを変更・調整していきます。

乳幼児さんの場合、経皮感作によるアレルギーの成立が最近問題となっていますので、
できるだけ皮膚症状を落ち着かせることを目標としています。

また、薬の塗り方を誤ってしまうと、症状は和らいでいきません。ですので、実際に薬の指導をして、「指の第一関節くらいは塗ってね」「1週間分で使い切ってくださいね」とお伝えします。
実際に使っていただいて、再診時に治療の方向性が合っているか判断したいからです。
そのため、患者様の治療への協力が必要になります。

蕁麻疹

じんましんとは、皮膚の一部が突然に赤くもり上がり(膨疹)、しばらくするとあとかたもなく消えてしまう皮膚疾患です。強いかゆみを伴い、半日から一日くらい続くものもあります。
大きさは1~2mmくらいから数十cmくらいのものまでさまざまで、融合して地図のようになることもあります。

最初の症状が出てから1ヶ月以内のものを急性じんましん、それ以上続くものを慢性じんましんと呼んでいます。

原因としては、食事・薬剤・風邪などのウィルス感染・花粉・日光寒暖差などがあげられますが、それらの複数の組み合わせも少なくありません。また、ストレス自体が発症のスイッチの役割になることもあります。

治療はアレルギーを抑える内服薬が中心です。
1ヶ月以上にわたる慢性じんましんでは根気よく治療することが必要です。抗アレルギー薬の内服でじんましんがでない、出にくい状態をキープしていきます。

薬の種類は多く、患者さまにより合う薬は異なります。
効果判定をしていきながら、よりよい薬をさがしていきます。

ウイルス性いぼ

いぼの中にはさわったりひっかいたりすることで数やその部位がどんどん増えていくことがあります。原因はヒトパピローマウイルスで、子どもさんの場合、水泳・空手などの習い事でうつってくることがよくあります。

治療は液体窒素を使っていぼを凍らせていきます。一回の治療では改善しないので、定期的な通院が必要になります。また希望があれば、漢方薬で和らげることも可能です。

にきび

にきびは毛穴がつまることにより発生する皮膚のトラブルです。

思春期はおでこ・鼻のTゾーン、大人にきびでは顎・フェースラインのUゾーンに多いとされています。
思春期のにきびは、ホルモンの分泌が急に活発になることによって皮脂が増えることが原因となります。

大人にきびではストレスが大きく関与しています。毎日ストレスの多い生活をしていると、思春期を過ぎても男性ホルモンの過剰分泌が起こったり、全体のホルモンのバランスがくずれてしまいます。

女性の場合、お化粧をすることが多く、ダブル洗顔をして皮脂の少ない顎・フェースラインの皮膚は痛んできます。
その修復のため皮脂腺が活発になり、さらに悪循環を及ぼします。

当院では、ガイドラインに沿った治療法を提案し、患者さまの皮膚質にあった外用薬を選んでおすすめしています。
使い方、副作用についても丁寧にご説明させていただき、必要に応じて抗生剤や漢方薬の併用をしています。 また女性の場合、ピーリングへの移行や、保険診療との同時治療もおすすめしています。