インタビュー

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受診後に「良かったな」と実感していただけるような医療を努めています

診察では、患者さまのちょっとした表情や仕草を注意深く診ています。それは、患者さまの訴えを引き出せているか、説明に不足はないか確認するためです。また、病状や原因をご説明する際は、画像や資料などを使って、納得していただけるよう努めております。

日々診療しているなかで最も気をつけていることは?

数多くの選択肢の中から当院を選んでいただいたのですから、「来て良かった」と思えるような診療を心がけています。限られた時間の中で、病気の原因を見極めることが診察の目的ですから、患者さまとのコミュニケーションは毎回大切にしていますね。

たとえば、患者さまの顔色や表情を見て会話のキャッチボールをすること。緊張しやすい方なのか、何でも話す方なのか、診察室に入るときの様子や対話からお人柄を知ること。そのようなことに気を配り、説明や質問の仕方を工夫して、納得して診察室を出ていただけるように心がけています。

医師にとっては多くの患者さまの一人ですが、患者さまから見たら医師は一人です。一対一の関係性を大切にしたいと思っています。皮膚のトラブルには稀に大きな病気が隠れていることがあり、その際はご家族をお呼びし病名や原因をお伝えするようにもしています。地域医療を担う医師として、責任を持って対応していきたいと考えています。

わかりやすく説明するために心がけていることは?

目で見て病気を理解いただけるように画像や資料を使っています。皮膚炎は言葉だけではなかなか説明しづらいことがあります。たとえば、腕に現れたぶつぶつ・かゆみの原因が毛虫によるものだと伝えても、「毛虫に触っていない」という認識であれば納得しにくいですよね。

そこで、タブレットに蓄積された画像をお見せしてお肌と見比べていただきます。患者さま自身が毛虫に触れていなくても、椿やサザンカなどの草木の側を通るときに、偶然毛虫の毛が入り、皮膚に炎症が起こることがあるのです。このように口頭だけでなく、画像をお見せして納得していただけるように努めています。

どのような患者さんが来られていますか?また、どのような経緯でこられていますか?

主に、湿疹や蕁麻疹、ウイルス性のいぼ、にきびなどで悩んでおられる方が来られます。初めての方ですと、ネットの口コミを見て来られたり、ご家族の紹介だったり。職場の同僚の方からの紹介で、吹田市や豊中市などから来院される患者さまもいらっしゃいました。どの患者さまもそうですが、治療に期待して足をお運びになるので、そのお気持ちにお応えできるように尽力しています。

皮膚科を専門に決めたきっかけは?

実は、学生の頃は皮膚科でなく小児科を目指そうとしていました。そのきっかけは、近所にあるやさしい小児科の医師に出会ったことです。また、高校2年生のとき教師に医学部を勧められた影響も大きいです。これらの出会いにより、自ずと医師を志すようになりました。

多くの分野のなかで皮膚科を選んだのは、私自身がもともと手芸好きだったこともあり、手先の器用さを活かせると感じたからです。皮膚の病気は内科と違って表面に現れます。そのため、治療をしたら改善の具合が一目でわかります。結果を一目見て評価できることは皮膚治療の醍醐味でもあります。

日常生活で注意することや気にした方が良い事などアドバイスをお願いします。

冷暖房を使うことにより、皮膚は乾燥しやすくなってしまいます。
皮膚のバリアとしての役割を担う天然保湿因子を助けるために、保湿剤の使用はとても大切です。ですが、あまりにも過度に使用するとかえって毛穴がふさがり、トラブルの元になることもあります。

夏場では日焼けの予防が大切ですね。紫外線を浴びることは身体に良い面もありますが、浴びすぎると皮膚を傷つけ、皮膚の免疫が下がり、色々な疾患が起こります。また、光老化によるしみ・しわの原因にもつながります。

最近は、ネットからスキンケア情報を得ることができ便利ですが、一方で誤った情報を得て、間違ったケアをしてしまう方が増えています。そのような誤解が治療の妨げにならないよう、診療時にしっかりとアドバイスさせていただきます。